2Dアニメーションツール Spine

2Dアニメーションツール Spine

ゲーム制作作業の一つとして、ここのところspineという2Dアニメーションツールをいじっていました。

ゲーム制作に使える2Dアニメーションツールというと、国産ならLive2Dやえもふり、SpriteStudioあたりが候補でしょうか。Spineは海外製なので日本ではあまり採用事例なども見かけないツールです。(公表していないだけかもしれませんが。)

Spineの特徴

大雑把に説明すると、最大の特徴はspineという名前通りボーンを使用したアニメーションだということです。ボーンで動きを作り、画像をそれぞれに紐づけることでアニメーションを作ります。

こういう関節に、パーツとなる画像素材を設定することによって・・

こういったアニメーションが生み出されるわけですね。(実際には同時進行で作成していきますが。)

ボーンのメリットの一つとして、作成したボーンアニメーションは流用できるという点ですね。このボーンもガワを変えればまた別のキャラクターが走るモーションを効率よく作ることができます。RPGにおける戦闘グラフィックなんかもボーンをうまく流用すれば1から作るという途方もない作業量はだいぶ削減されるかもしれません。また、同じキャラクターでもアニメーションの途中で「斜め前を向いている顔をこのフレームでは横顔に切り替えたい」といった状況に面した時、顔のボーンに2つ顔を設定しておけば簡単にスイッチのように切り替えることができます。この部分は画像管理の面でも直感的でわかりやすいです。

もう一つの特徴はメッシュ機能でしょうか。メッシュは先ほどのボーンとは違い、画像の方に手を加える機能です。

spineにおける画像データは取り込んだ時点では四角形の四隅を頂点と扱います。メッシュではこの頂点を好きに追加することができ、その頂点を移動させることによって画像を湾曲させます。湾曲した画像はスカートやマントなどの柔らかいものの動きの再現や、奥行きのある3Dのように表現することができます。

この作例とか、もう完全に3Dにしか見えん。自分も見よう見まねでやってみたのですが、これは非常に楽しいです!パーツアニメーションの欠点であるflashアニメのような平面っぽさがちょっとメッシュさせるだけでだいぶ違ってきます。

spineの欠点、導入の可能性

逆にspineの欠点は何なのかというと

・日本語での情報が少ない。

フォーラムやチュートリアルビデオも全て英語です。日本で出版された書籍も1冊のみです。自分もその本を購入したのですが、触りとしてはいいのですが、メッシュや細かい部分は説明されていないのでやはり手探りで学習しなければなりません。そこんところは自分が本気でアニメーションを作りたいという熱量で補うしかありません・・。

・無料版は完全に体験版

フリー版はプロジェクトの保存ができないので本当にとりあえず触ってみるという段階までです。メッシュ機能のないエッセンシャル版でおおよそ8000円足らずぐらい、プロフェッショナル版で35000円ぐらいです。ただこれは値段的にはフルライセンスなので良心的だと思います。spritestudioはフルライセンスがなくなったので無料で使うには更新が必要です。

・spritestudioの可能性

国産のスプライトスタジオには現在ボーンやメッシュ機能はありませんが、現在開発中のバージョンでは導入予定だそうです。つまり、ボーンやメッシュ機能が使いたから我慢して英語のspineを使うというのはまだ早計かもしれません。

さて、ツクールmvやunityなどのゲーム開発にアニメーションを導入する際、spineはどうなのか?というと、個人的にはアリだと思います。立ち絵などを動かすというのならlive2dの方がいいと思いますし、それ以外でもspritestudioの方がとっつきやすいのは確かです。しかしspineのボーンとメッシュ機能は洗練されていて、使ってみて非常に魅力を感じました。というか、もう買っちゃったしなぁ・・個人的にフルライセンスって好きなんですよね・・月額だともっと使わないと損だって思ってしまうというか・・。

韓国で製作中のゲームのようですがこれもspineだそうで。フロンティアスピリッツ溢れる人はspineの導入を是非。

余談ですが、こちらはDeemoで有名な台湾のメーカーが開発しているゲーム。これは何で作ってるのかなぁ?みているだけでワクワクします。やっぱり自分は細々動く2Dには胸動かされます。

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